最近のカードはインチキしかしない。

インフレが顕著になったのはタルキールからだけど、ぶっ飛んだカード量産し始めたのは戦乱のゼンディカーからだと思う。

というのも、覇王譚と運命再編はライフドレインやテンポ面を無視して考えると1:1交換ができるから。
包囲サイは出るだけで3点ドレインだしカマキリは警戒速攻で殴ってくるけど、それぞれ除去当てたらおとなしく墓地に落ちるし、仮に除去せずほったらかしにしてもライフは減ってもハンドや場の数では差がつかない。

それを前提にギデオンやらカンパニーやらジェイスを見ると、ギデオンはカウンターされなければ割られても2/2残すし、ジェイスはルーターしながら墓地のスペル唱えてくるし、カンパニーは4マナで3マナを2枚出し1枚分のアドバンテージ取りながらさらに出たカードでアドバンテージを取ってくる。

このころから1枚なのに2枚にも3枚にもなるカードが増えてきてるのだ。
ゼンディカー以降のカードだと不屈の追跡者置いて土地置けば好きな時に1ドロー、フェッチ置けば2ドロー。呪文捕らえは出すだけで4マナのカードを一時的に無視できるし、密輸人の回転翼機は2マナなのに3/3飛行でルーター能力もついてるし、スカラベはとんでもない能力持ってるのに死んでも手札に戻る。
それも今は生ぬるいレベルで、スタンはエッジウォールの亭主?を置いて出来事呪文唱えれば簡単に1ドロー。出来事呪文も1枚で2枚分の働きをするのでエッジウォール+出来事呪文で3枚分になる。そのあとにはその3枚が4枚5枚になるのは言うまでもなく。
なた探索する獣はチャンプブロックを許さず顔殴りながらPWも除去できるため攻撃2回分になるし、帳はとりあえず使えばアドバンテージになるし、オーコは言うまでもなくシステムクリーチャーの除去と自分の場面生成両方できる。
とにかく1枚に2枚3枚分の効果を持たせているor2枚3枚分になるようになっている。


こういう言い方をすると懐古厨っぽくて嫌なのだけど、俺の好きなマジックじゃなくなってきた。
ちなみに俺が最も気に入ったデッキはアブザン昂揚だった。
http://mtgkita.hatenablog.com/entry/2017/05/09/235623
このデッキのいいとこはほとんどがのカードが1枚分にしかならないが、たまに1.5枚分ぐらいになってそれで勝つことだ。
アドバンテージらしいアドバンテージを取れるカードがリリアナと5マナの叫び大口ぐらいで、限られた通常ドローで必要なリソースを確保しなければならない。ただ横断で必要なカードを引っ張ってきて有利に進めたり、剥ぎ取りでドローを強くしたりできる。そういうとこが好きだった。
その後フェニックスやらドレッジやらが流行ってゲームが壊れたがその辺は関係ないので割愛。


1枚のカードは1枚分の価値しかないゲームが好きだったのに、1枚のカードで2枚にも3枚にもなるカードが増えすぎていてやってて苦しい。
カードパワーが低いと実力差が出やすいからカ、上げて新規向けにするのは理解できるんだけど、1t目亭主からつながって負けとか、除去→帳×2で負けとか、2t目オーコで負けとかは論外。
そうじゃなくても明確に2枚分になる出来事多く引いたから勝ちとか、先手4t目ギデオンで勝ちとかの1枚のカードパワー差で勝ち負けが決まるのは好きじゃない。
もちろん今のスタンがそればっかりじゃないのはわかってるんだけど、そういうブン勝ちを減らしていってほしい。
見ててもやっててもおもしろくないから。

じゃあやるなと言われたらそれまでなんですけどね。

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